クレンジングオイルフリーとは?|おすすめの肌質やメリット・デメリット

目黒麻里
  • 「敏感肌だからオイルフリークレンジングを使った方がいいの?」「オイルフリークレンジングを使うのにおすすめの肌質は?」

    オイルフリークレンジングは、オイルが使われていないもの…そんなぼんやりしたイメージしかなく、なんとなく使っている方も多いのではないでしょうか?

    そこで今回は、lentementおなじみ化粧品メーカーP.S.INTERNATIONAL(ピー・エス・インターナショナル)の目黒さんとともに、オイルフリークレンジングの特徴やメリット・デメリット、おすすめの肌質まで詳しく解説していきます。

    目黒さんアイコン アンチポリューションコスメAPOCOS目黒麻里

    大学卒業後化粧品メーカーに6年間勤務。美容部員としてエステやメイクを行うだけでなく美容学生や美容師に向けて行う毛髪や皮膚知識のフレッシュマン研修にも携わる。現在はP.S.InternationalにてアンチポリューションコスメAPOCOSのブランドマネージャー、美容インストラクターを務める。

    智子ーほほえみ笑顔アイコン lentement編集部 智子(ともこさん/42歳/敏感肌)

    lentement原稿執筆と校正を担当。アトピー体質で、化粧品がしみたり肌が赤くなることがあるので、特にスキンケア選びには時間をかける。成分チェックは必須で、かなり詳しい。ドクターズコスメやオーガニック系かつシンプルな商品を愛用中。ストレスや疲れがダイレクトに肌に出るため、規則正しい生活を心がけている。「敏感肌の方が安心して使えるアイテムを探し当てます。」

  • オイルフリークレンジングとは?

    油分が原因で肌が荒れてしまう敏感肌の方の中には、オイルフリークレンジングを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

    とはいえ、商品のパッケージやSNSの口コミだけではその全貌がわからないことが多いかと思います。

    そこで、まずはオイルフリークレンジングの特徴から確認していきましょう。

    オイルフリークレンジングとは?

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    まず、オイルフリークレンジングとはどのようなものでしょうか?
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     オイルフリークレンジング自体の定義は、その名の通りオイルが含まれていないクレンジング料です。とはいえ、メーカーによって多少解釈が異なるため、”オイルフリークレンジング”とうたっていてもモノによっては少量のオイルが含まれていることもありますね。

    そのため、 裏面の成分表に〇〇油といった表記がないかをしっかり確認する必要があります。

    クレンジングオイルとの違い

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    クレンジングオイルとの違いはどこにありますか?
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    油分でメイクを落とすクレンジングオイルとは異なり、オイルフリークレンジングは、 水と油をなじみやすくする界面活性剤の力を主に利用して汚れを落としています。

    オイルフリークレンジングのメリット

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    メイクを落とす方法が異なるんですね。では、オイルフリークレンジングを使うメリットはなんでしょうか?
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     ①マツエクが剥がれない②ニキビ肌にも使えるの2です。1つずつ見ていきましょう。

    マツエクが剥がれない

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    マツエクをしている方はご存知かもしれませんが、まぶたとマツエクを繋ぐ接着剤は油に弱い性質があります。そのためクレンジングオイルを使うと接着剤が弱まって剥がれてしまう可能性があります。

    この場合はオイルフリークレンジングが有効で、まつ毛の生え際まで気にせず汚れを落とせます。

    ニキビ肌にも使える

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    ニキビができたときにもオイルフリークレンジングが有効なんですね!
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    そうですね。ただ1つ注意していただきたいのが、 そのニキビが通常のプロセスでできたニキビなのか、乾燥が原因でできたニキビなのか知る必要があるという点です。
    ニキビの種類

    • 通常ニキビ

    皮脂が毛穴の奥に詰まり、アクネ菌が繁殖して炎症を起こすニキビ

    • 乾燥ニキビ

    乾燥して角質が剥がれて毛穴に詰まり炎症を起こすニキビ

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    通常のニキビの場合、油分を与えてしまうとさらに悪化してしまうケースもあるので、オイルフリークレンジングが効果的ですね。
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    なるほど。乾燥ニキビの場合は使わない方がいいのでしょうか?

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     乾燥が原因のニキビは、適度に水分と油分を肌に与える必要があります。この場合は、オイルフリーではなく、オリーブオイル果実油や椿油などが含まれているクレンジングオイルやバームを利用することをおすすめします。

    ニキビケアも意識してオイルフリークレンジングを選ぼうとしている方は、まずは自分のニキビがどちらにあてはまるかを確認するようにしましょう。

    オイルフリークレンジングのデメリット

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    オイルが少ない・含まれていないことでデメリットもあるのではないでしょうか?
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    デメリットは洗浄力が弱いことです。十分にメイクが落ちずにそれが肌に残ってしまうと、酸化してシミなどのトラブルの原因となるので注意が必要です。
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    界面活性剤でメイクを落としているということは、肌への負担も少なからずありますか?
    目黒さんアイコン
    ナチュラルメイクの場合はそこまで気にする必要はありません。一方しっかりメイクの方は、汚れをすべて落とし切ろうとクレンジング料を使いすぎると肌にダメージを与えかねません。

    自分のメイクの濃さを理解した上で適切なテクスチャを選択し、正しいクレンジングを行うことが大切です。

    >>>こちらもチェック!:【保存版】クレンジングの選び方|メイクの濃さ×肌質×テクスチャがカギ

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    おすすめの肌質と化粧タイプ

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    ここまででオイルフリークレンジングの特徴がわかってきました。続いておすすめの肌質と化粧タイプを教えてください!
    目黒さんアイコン
    特におすすめなのが「敏感肌×ナチュラルメイク」の方ですね。あとはすでに肌にトラブルを抱えている場合も使えるかと思います。

    冒頭でオイルフリークレンジングとうたっていても多少のオイルが含まれていることもあると説明しました。それでも他のテクスチャに比べれば油分は少ないので、肌に必要な皮脂までも剥がさずに済みます。下地のみのナチュラルメイクであれば、十分にメイク汚れを落とせますし、他のものに比べて刺激も少ないので、肌トラブルを悪化させる可能性も低いと思います。

    目黒さんアイコン
     一方SPFの高い日焼け止めを使っているようなしっかりメイクの場合は、オイルフリークレンジングでは落としきれない可能性があります。日焼け止めや下地はシリコン系汚れと言われており、油分が含まれているテクスチャでないと落とせないからです。

    先述の通り、洗い残しがあると肌サビや他のトラブルにも繋がりかねないので、その場合はバームやクリームを使うといいですね。

    以上のことから、敏感肌でパウダーのみのメイクをしている方が、オイルフリークレンジングを利用するのが効果的だと思います。

    クレンジングオイルフリーの使い方

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    では、オイルフリーならではの使い方はありますか?
    目黒さんアイコン
    通常のクレンジング同様、正しい使い方をしていただければ良いかと思います。また肌のトラブルが起きている箇所にも罪悪感なく塗布することができます。

    この肌トラブルですが、原因の1つとして「成分を過剰に摂取しすぎること」が挙げられます。その点、オイルフリーは他のテクスチャに比べて成分を摂りすぎる心配が少ないので気にせず使えますね。

     >>>こちらもチェック!:【クレンジングの使い方完全版】1割しか知らない正しい使い方&洗顔との違いも

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    敏感肌×ナチュラルメイクはオイルフリークレンジングを選択肢に入れてみよう

    オイルフリーの特徴は

    • ニキビ肌にも使いやすい
    • マツエクが落ちにくい
    • 敏感肌×ナチュラルメイクに向いている

    3つの点が挙げられました。

    オイルフリーだから肌に優しい!というわけではなく、それぞれの肌質やメイクのバランスによって適切なテクスチャを選択することが美肌への第一歩です。

    この機会に自分の肌質やメイクを見直してみるのもいいかもしれませんね。

     

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