クレンジングによる肌荒れ!原因と解決法を美容のプロが伝授します

目黒麻里
  • 最近肌荒れがひどいと感じるあなた。もしかしてそれはクレンジングのせいかも?

     

    クレンジングは肌の汚れを落とすという非常に重要なケアですが、その選び方ややり方が間違っていると肌荒れの原因になってしまいます。

     

    今回もlentementおなじみ化粧品メーカーのP.S.INTERNATIONAL (ピー・エス・インターナショナル)の目黒さんとともに、クレンジングと肌荒れの関係を見ていきましょう。

    目黒さんアイコン アンチポリューションコスメAPOCOS目黒麻里

    大学卒業後化粧品メーカーに6年間勤務。美容部員としてエステやメイクを行うだけでなく美容学生や美容師に向けて行う毛髪や皮膚知識のフレッシュマン研修にも携わる。現在はP.S.InternationalにてアンチポリューションコスメAPOCOSのブランドマネージャー、美容インストラクターを務める。

    景子ーほほえみ笑顔アイコン lentement編集部 景子(けいちゃん/28歳/混合肌)

    lentement商品や口コミ集め・商品撮影担当。季節や生理周期などによって油っぽくなったりかさついたり肌質が変化する。そのため同じアイテムを使っても、しっくりくる日とこない日がある。最近はTゾーンの毛穴が気になってきた。スキンケアやコスメは、一度ネット上でランキングや評価を確認してから買うタイプ。「いつまでも綺麗でいられるようなアイテムや美容法を取り上げていきます!」

  • 肌荒れの原因はクレンジング!?

    景子ー真剣真顔アイコン
    あまりクレンジングが原因で肌荒れを起こしてしまうイメージはないのですが、実際のところ、あるのでしょうか?
    目黒さんアイコン
    はい、クレンジングが原因で肌トラブルが起こることはあります。その原因は2つです。クレンジングの使用法が間違っているか、自分に合わないクレンジングを使っているかです。

    ただし、そもそも市販の化粧品は、肌トラブルを引き起こす可能性が極力少なくなるように、メーカーの方々が何度も検討に検討を重ねて作り上げています。

     

    売っているものに悪いものはありませんし、多少自分の肌タイプに合わないものを使っていてもそれほど影響があるわけではありません。

     

    そのため私の感覚では、この2つの原因のうち、やり方を間違っている方が9割、残りの1割程度が選び方の誤りだと思います。

    クレンジングによる肌荒れの症状

    景子ー真剣真顔アイコン
    ではクレンジングの使い方を間違えていたり、合わないものを使用しているとどのような肌トラブルが起きるのでしょうか。
    目黒さんアイコン
    まず肌が乾燥し、肌バリアが崩れることで炎症・インナードライを引き起こしたり、ニキビ肌になる、肌がピリピリするというようなことが多いですね。長期的にみると、しわやたるみ、ニキビ、シミ、黒ずみなどのあらゆる肌トラブルを引き起こす可能性があります。

    また現代の女性に多くみられる「後天性敏感肌」を誘発する場合もあります。

     

    これは、合わないメイク製品、スキンケア用品の使用や使い方の誤りにより、元は健康的な肌だったのが、敏感肌になってしまうことを指します。

     

    肌トラブルが起きた際、多くの方は化粧水や乳液、美容液などの「入れるケア」を意識しがちですが、はじめにやるべきはクレンジングやベースメイクを見直すことです。

     

    クレンジングを正しく使い、しっかりと素肌の状態に戻してあげられているか。ベースメイクやUVクリームまでを1つのスキンケアとして、油分など自分の肌や状態に合わせた商品を選べているかをチェックしましょう。

    肌荒れしないクレンジング方法

    景子ーほほえみ笑顔アイコン
    では肌荒れを予防するクレンジングはどのように行うのでしょうか。
    目黒さんアイコン
    いくつか大事なポイントやコツがあります。クレンジングの使い方や正しい方法、クレンジングにかける時間を解説した記事で詳しく説明していますので、ご覧ください!

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    使用量も気をつけて!

    目黒さんアイコン
    また一度に使うクレンジングの量も大切です。どのようなテクスチャーのクレンジングであっても、肌への摩擦を避け、優しく洗い上げるためには充分な量を使用することが大切です。

    具体的な使用量については以下です。

    <オイル>

    ポンプを23回押したくらいが目安となります。

    液状なのでたれ落ちしやすいため、2回くらいにわけて顔に広げるようにしたほうがいいでしょう。

     

    <バーム>

    商品によっては専用のスパチュラが付属している場合があるので、その時は商品の使用量に従ってください。

    付属品がない場合はさくらんぼ大が目安となります。

     

    <クリーム>

    クリームの硬さや配合されている油分によって違いますが、500円玉〜がおおよその目安。さらに、クリームを顔全体にのばしてみて、指が肌の上を楽にすべるかどうかです。

     

    ジャータイプのクリーム容器の場合は、スパチュラを使用して商品の使用量に従い手のひらに取ります。チューブ容器については、中指の指先から第ニ関節までのるくらいの量です。

     

    <ミルク/乳液タイプ>

    目安量は、ポンプのもので4~5プッシュ、500円玉程度です。クリームタイプと同様に、顔全体に伸ばしたときに、指が肌の上を楽にすべるくらいの量を手に取りましょう。※商品の使用量に従ってください。

     

    <ジェル>

    ジェルの量もさくらんぼ1コ分が目安です。チューブ容器のものは、中指の指先から第ニ関節まで、のるくらいの量が目安です。

     

    ポンプタイプのものは、ポンプを2回押したくらいが、だいたいの目安となります。

     

    基本的には、少し多すぎるかな?と感じる程度の使用量で問題ありません。使用量が少なく摩擦が起きるのが一番の問題なので、たっぷり使用しましょう。※商品の使用量に従ってください。

    肌荒れしにくいクレンジングの選び方

    景子ーほほえみ笑顔アイコン
    クレンジングによる肌荒れの原因や正しいクレンジング法について理解できました!そもそも肌荒れしにくいクレンジングを選ぶコツはあるんですか?
    目黒さんアイコン
    「肌に優しい」をコンセプトに作られた商品を使うのはもちろん、その他にも2つポイントがあります。

     拭き取りタイプ(シートやウォーター)は避ける

    これらのクレンジングは、メイクを落とす際に肌を必要以上にこすってしまうものです。日常的な使用は控えるのがベターです。

    必要以上に皮脂を落とさないものを選ぶ

    お肌の弱い方や、ナチュラルな原料でできたメイク品を使用している、石鹸で落とせるタイプのメイク品を使用している方などは、洗浄力が穏やかなクリームやミルク、抗酸化の強い植物性のオイルを使用したバームタイプがおすすめです。

     

    特にクリームは適量を使用すれば厚みがあり肌に触れる可能性を減らせるため、肌への負担は少なくなります。

     

    また、敏感肌かつばっちりメイクをする方は、バームタイプ(植物油脂系)が向いています。

     

    しっかりした洗浄力を持ちながら、クレンジング後に皮膚表面を保湿成分で整えてくれるため肌に優しいのが特徴です。

    >>>クレンジングの正しい選び方について下記の記事も参考にしてください。

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    それでも肌荒れしちゃう…

    景子ー悲しそうアイコン
    クレンジングのやり方も選び方も見直したのに、肌荒れが治らないという場合はどうすればいいですか?
    目黒さんアイコン
    スキンケア以外の部分を見直してみるのが良いと思います。お肌は主に血流やターンオーバー、ホルモンバランスなどと関係しています。ですので、寝不足や紫外線、ストレスや腸内環境の乱れなどから、肌荒れが引き起こされることもありますので。

    内側から肌を元気に

    ゴールドキウイ

    腸が正常に働いて、栄養がきちんと吸収され、老廃物がしっかり排出できていると、肌のターンオーバーが促進され、美しく健康な肌が保たれます。

     

    逆に、便秘気味の方は、便が大腸に長時間溜まることで有害物質が発生し、その有害物質が血液を通じて全身をめぐります。有害物質は肌の新陳代謝を妨げたり、ニキビや赤みなど肌荒れの原因となります。

     

    それを防ぐためには、しっかり便を出す=「食物繊維」を摂ることです。

     

    特に「水溶性食物繊維」は善玉菌のエサとなり腸内環境を整えてくれるので多めに摂りたい栄養素です。海藻類、なめこ、オクラなどのネバネバ食品、アボカドなどがいいですね。

     

    加えて、「発酵食品」や「オリゴ糖」も積極的に摂取するといいです。

     

    発酵食品には、動物性と植物性の2種類がありますが、腸に届きやすい「植物性」が特におすすめです。納豆、お味噌、キムチなどがいいですね。

     

    また、「オリゴ糖」は、玉ねぎやニンニク、バナナなどに含まれます。

     

    さらに、美肌のためにおすすめしたいのが、ビタミンC(化学名:アスコルビン酸)とビタミンE(脂溶性ビタミンの一つ。トコフェロールとも呼ばれます)です。

     

    一般的に、ビタミンCは皮膚や骨、血管に多く含まれるコラーゲン繊維を作るために必要です。

     

    強い抗酸化作用をもち、活性酸素を消去する働きがあります。また抗酸化作用を果たしたビタミンEを再生する働きもあります。油と一緒に摂取すると吸収力が高まりますよ。

     

    食品でしたら、ビタミンCはキウイやいちごのようなフルーツに多く含まれており、ビタミンEはアーモンドに多いです。積極的に取り入れてみてください。

     

    食事からの摂取が難しければ、サプリメントの使用もおすすめです。

    外部刺激を取り除く

    ストレスフリー

    黄砂やハウスダスト、花粉等が肌に付着すると肌荒れの原因となります。

     

    それらの大気汚染物質やブルーライト・紫外線から肌を守ってくれるベースクリームを使い、外出時にはしっかりメイクで肌を守ってあげることが大切です。

     

    同時についてしまった汚れを、正しい洗顔で洗い流してあげる必要もありますね。

     

    また別の意味で、社会環境の影響もありますね。進学や上京、新たな会社に勤めるなどの環境が変化すると、その環境の変化で肌荒れが起きることもあります。

    生活習慣を整える

    睡眠時間の不足や質の低下、運動不足などでも肌荒れは引き起こされるので、生活習慣を整えましょう。

     

    特に運動は、血液循環を高め肌の生まれ変わりを促進する効果があります。

     

    クレンジングを見直しても肌荒れが治らない時は、これらのポイントも意識してみると良いでしょう。

    肌荒れへの対処

    景子ーほほえみ笑顔アイコン
    最後に、肌荒れが起きてしまった時の対処法を教えてください。
    目黒さんアイコン
    クレンジングでは、とにかく摩擦などの刺激を避けましょう。肌荒れはいわば火傷の後のような状態なので、化粧水などはエタノールの入っていないものや植物由来の抗炎症作用のある成分が含まれているもの(代表的な成分は、グリチルリチン酸ジカリウムやカミツレエキス、アロエベラ、アルニカエキスなど)、保湿成分の高いものを選ぶのがベター。水分を与え鎮静と保湿のできるスキンケアを意識します。

    痒みやヒリヒリ感があるときは、あまり多くの界面活性剤を使用しないことも大切です。

     

    保湿効果の高いバームやオイル、クリームだけにするなどシンプルなスキンケアにしてみてください。※肌荒れの状態にもよりますが、あまりひどい場合は無理してコスメを使用しないほうが良い場合もあります。

    クレンジングやスキンケアはもちろん、多角的なアプローチで美肌を手に入れましょう

    いかがでしたでしょうか?

     

    クレンジングは非常に大切なスキンケアのステップである一方で、間違っていると深刻な肌トラブルを招く原因ともなり得ます。

     

    最近肌が荒れているなと思った際は、ぜひ入口のスキンケアであるクレンジングから見直してみましょう!

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