スキンケアのはじめとして必ず行うクレンジング。しかし日常的に何気なく行っている方も多いのではないでしょうか。
今回も化粧品メーカーのP.S.INTERNATIONAL(ピー・エス・インターナショナル)で販売や商品開発に携わる目黒さんにお話を伺いながら、クレンジングを行う意味を勉強していきましょう。今日からあなたのクレンジングの効果が高まるはずです。
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アンチポリューションコスメAPOCOS目黒麻里 |
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大学卒業後化粧品メーカーに6年間勤務。美容部員としてエステやメイクを行うだけでなく美容学生や美容師に向けて行う毛髪や皮膚知識のフレッシュマン研修にも携わる。現在はP.S.InternationalにてアンチポリューションコスメAPOCOSのブランドマネージャー、美容インストラクターを務める。 |
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lentement編集部 景子(けいちゃん/28歳/普通肌) |
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lentementの商品や口コミ集め・商品撮影担当。季節や生理周期などによって油っぽくなったりかさついたり肌質が変化する。そのため同じアイテムを使っても、しっくりくる日とこない日がある。最近はTゾーンの毛穴が気になってきた。スキンケアやコスメは、一度ネット上でランキングや評価を確認してから買うタイプ。「いつまでも綺麗でいられるようなアイテムや美容法を取り上げていきます!」 |
目次
クレンジングは油溶性(油に溶ける性質を持っている)の汚れを落とす能力を持っています。
つまり、メイク汚れ以外にも、毛穴に詰まった角栓や過剰皮脂などの油溶性の汚れを落とすことができるのです。
実は、肌の上に過剰皮脂があると、それが蓋となり化粧水や美容液の浸透を妨げてしまいます。後に行うスキンケアの効果を弱めてしまうので、そのような意味でもクレンジングは大切です。
クレンジングは油溶性の汚れ(メイク、角栓、過剰皮脂)を、洗顔は水溶性の汚れ(汗、ほこり、古くなった角質、排気ガス、黄砂ハウスダストなど)を落とすことを目的としています。
また、クレンジングのすすぎ残しなども洗顔によってオフすることが可能です。
このように目的が異なるため、クレンジング→洗顔のステップを行ういわゆるダブル洗顔が一般的になっているのです。
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正しい使い方、そして正しい使用量であれば、界面活性剤もクレンジングも悪にはなりませんので、安心してしっかり油汚れを落として頂ければと思います!
①たっぷり使い、こすらないこと
②必ず「乳化」すること
③しっかりすすぐこと ですね!
クレンジングの使用量が少ないと、メイクとなじませる際に摩擦が発生してしまいます。
この摩擦がお肌にとっては大敵なのです!必ずメーカーの規定量を参考に、ケチらず使用してください。
同じ理由でゴシゴシとこするのもご法度!ハムスターを撫でるようなタッチで行ってください。
下記の記事では、テクスチャ別の正しい使用量を記載していますので、参考にしてください。
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界面活性剤によって汚れを変化させるのに必要なのが「乳化」です。
オイル・バームを使ったときは必ず行いましょう。注意が必要なクレンジング料は、クリームです。適量使用、摩擦厳禁を前提として、指の滑りが悪くなる、テクスチャが柔らかい場合は乳化をしましょう。
やり方は簡単。顔にクレンジングをなじませたら、ぬるま湯を数滴手にとって広げ、顔のクレンジングとなじませましょう。白く濁ったら乳化の合図なので、顔全体でしっかり乳化のステップを踏んでください。
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顔をTゾーン、ほほ、あご、フェイスラインの4つに分け、各部位4〜5回、全体で20回程度すすぐといいでしょう。
ぬるま湯を使ってきっちり落とし切りましょう!
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さらに、除去すべき古い角質を正しく落としきれないと、肌のごわつきの原因にもなってしまいます。先ほども言ったように、クレンジングが不足していると、次のスキンケアが肌に入っていかなくなってしまうのはこの理屈です。
肌は硬くなり、くすみが発生するようになります。
クレンジングが正しく行われないと、肌には様々な悪影響があるのは間違いありません。
この記事でクレンジングを行う意味を深く理解できたのではないでしょうか?
美肌づくりはクレンジングから!の意識で、今日から正しいやり方で実践していきましょう。